脳内たおや化

真面目な話も、しょうもない話もかきます。脳内のたおや化を目指します。

デザイナーになりたいと思った瞬間を鮮明に覚えてる

みなさんこんばんは。

お久しぶりです。

本当にお久しぶりですね。 

久しぶりに気が向いたので書きます。

 

さて、今回は私の進路についてのお話です。

 

私は小学生の頃からずーーーーっと、大学の先生になりたいと思っていました。

シンプルに親の影響です。

2人が本当に心から楽しんで仕事をしている姿が好きで、かっこよくて、憧れていました。

特に何を研究したいとかもなく、とりあえず大学の先生になりたかった。

小学生の頃は将来の夢を聞かれたときに「大学教授」とか言うのがなんだか恥ずかしくて、かわいくパン屋さんとか言ってました。

大学教授になりたいとかいう小学生可愛くなさすぎると思って。(偏見)

 

でも、中学生になってから、薄々気づき始めます。

 

いや、大学の先生になって自分何したいん?

 

あれ、自分本当に大学の先生になりたいんかな?

 

そう思い始めていた時期。

中学2年の冬休み。

父の実家に帰省する日。博多駅に行く地下鉄の中です。

その瞬間は突然やってきました。

車内を埋め尽くす数え切れないほどの広告をぼーっと見ていました。ほんとにぼーっと。

そのとき突然、

「あれ、この世界全部デザインでできてね?」と思いました。

(編集者の方とかは「世界は編集でできている」と言うとかも聞いたことあります。私の場合はそれがデザインだったみたいです。)

 

かっけぇ〜!!って思いました。

で、隣にいた母に

「お母さん、私デザイナーなるわ。」

って言いました。

母は、

「いいんじゃない?」

って言いました。

 

その日からデザイナーになりたい私が始まりました。

 

 

私が最初に好きになったデザイナーさんは、佐藤オオキさんです。素朴で新しいデザインに惹かれました。幅広く、あらゆるものをデザインし、世界で何百というプロジェクトを同時進行させている佐藤オオキさんに憧れました。

 

佐藤オオキさんは建築学科出身だと知り、「建築の知識あったらこんなにたくさん色んなことできるんや!」と思い、建築学科への進学を決めました。

 

でもそのときはまだ、建築学科が理系であることを私は知りませんでした。両親共に文系で、私も文系脳だったので、文系に進もうと思っていました。しかし、建築学科が理系であることを知り、私は衝撃を受けました。

 

いや、無理やんそんなん...。数学とか理科より国語とか社会の方が得意やし...。

 

って思いました。

 

そんな私に、母はこんな感じのことを言ってくれました。

 

「そんなんで諦めるん?自分がやりたいことが理系なだけで、やめるん?」

 

私はその言葉にはっとしました。

それまで私は、自分のやりたいことを先立てて考えることができていなかったと気づかされました。

 

私はその母の言葉に後押しされ、理系に進もうと決めました。(後々この話を母にしたときに母が全然覚えてなくて割とショックだった)

 

 

それからというもの、たくさんの人と出会って、デザインにも色々なデザインがあることを知って、どんどん興味の幅が広がっていきました。

 

で、今に至ります。

 

アグレッシブに駆けずり回っている私のことをご存知な方にとって、このデザイナーになりたいと思った瞬間は意外だったんじゃないでしょうか。こんなふとしたときに思ったことが今につながってるなんて、面白いですね。

 

では、またいつか。